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記事 #1、高血圧について

高血圧はなぜ悪いのか

 日本人の死因の、第1位は悪性新生物(いわゆる「がん」)、第2位は心疾患、第3位は肺炎、第4位は脳血管疾患、以下老衰、不慮の事故、腎不全、自殺、大動脈瘤及び解離、肝疾患が続きます。 

 第2位と第4位には血管系の障害が大部分を占めます。

 高血圧はサイレントキラーなどと呼ばれますが、痛みや発熱などの症状がなく病状・病態が進行し終には死亡原因に至るというような意味で使われます。

 血圧は心臓から拍出された血液が血管を押す力(圧力)を、主に上腕動脈で測定しています。

 血管はゴムホースに例えられるように、弾力を持った管ですが、弾力には限りがあり、限界を超えれば破裂、即ち脳出血・くも膜下出血や大動脈瘤破裂・解離など重篤な病態に至ります。

 血圧が高い状態が続くと血管の外膜は進展したままの状態が続き、弾力は失われ硬くなります。また、進展には限界があるため、内膜の肥厚で高い圧力に対抗しようとして内腔は狭小化します。

弾力が低下し、狭小化した血管はさらなる血圧の上昇を招きます。これがいわゆる動脈硬化です。

 高血圧のほか高コレステロール血症、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病は、血管を障害し動脈硬化に関与します。言い換えればこれらの病気は血管病と考えられます。

 弾力が低下し狭小化した血管は詰まりやすくなり、脳梗塞・心筋梗塞などの重篤な病態を起こし易くなります。また、高血圧は心臓や腎臓にも負担をかけ、肥大型心筋症・心不全・腎不全を悪化させる原因にもなります。

 一般に上(収縮期血圧)が140mmHg以上、下(拡張期血圧)が90mmHg以上を高血圧とされ、家庭血圧で135/85mmHg以上が続けば高血圧とみなされます。因みにリスクの少ない至適血圧は120/80mmHg以下とされています。

 高血圧の原因は、遺伝因子と環境因子が絡んだ原因不明の本態性高血圧が大部分を占めます。

 環境因子には肥満、塩分過剰摂取、過労、睡眠不足、喫煙などが関与すると言われます。

 遺伝要因が大きい場合には家族性高血圧と言われます。


 高血圧治療により、脳卒中志望は36%減少、虚血性心疾患死亡は25%、全死亡は12%減少したという報告があります。

 

院内広報 2018.1/11 しもじクリニック

記事 #2、胃痛について

胃(みぞおち辺り)が痛くなる病気は?

 いろんな疾患で、胃の辺りが痛くなることがあります。

 例えば、虫垂炎で「胃が痛い」と訴えて受診される場合があります。押さえて痛むのは主に虫垂の位置(右下腹部)ですが。

 多いのは上部消化管(食道・胃・十二指腸)の異常により生じる症状ですが、消化管の粘膜に潰瘍やびらんといった粘膜障害が起きる場合(胃酸やピロリ菌によって粘膜が荒れたり傷ついたり)や、粘膜には何ら異常がないのに胃痛や腹部膨満感、胃もたれ、つかえ感などの症状だけが長く生じる機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)という病態もあります。

 それぞれの病態に対応する薬があります。

 検査を行わず薬だけで様子をみていたら、実は胃がんが隠れていた。というようなことがないように、保険診療では、薬の処方に胃カメラなどの消化管検査が義務付けられているものがあります。 症状や心配があれば気軽にご相談ください。

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記事 #3、脂質異常

脂質異常症とは

 

 コレステロールは細胞膜の主な構成要素であり、様々なホルモンの原材料として生体において重要な役割を果たしています。

 また、エネルギーの貯蔵として脂肪は、同じ重さの糖の重合体(グリコーゲン)の約6倍ものエネルギーを脂肪細胞の脂肪滴などとして蓄えることができ、進化の過程で発達させた代謝経路です。しかし、エネルギーの過剰摂取と運動不足は、肥満の 原因となり、動脈硬化(アテローム変性・プラーク形成など)をもたらし、脳梗塞や心筋梗塞などの血管閉塞性疾患のリスクを 増加するため、食事・運動療法や薬物療法などによるコントロールが必要とされています。

 LDL(悪玉)コレステロールが  140mg/dl 以上 を高LDLコレステロール血症

 HDコレステロールL(善玉)が 40mg/dl 未満  を低HDLコレステロール血症

 トリグリセライド(中性脂肪)  150mg/dl 以上 を高トリグリセライド血症

 といいます。

 家族性高コレステロール血症、心筋梗塞・狭心症など冠動脈疾患の既往、糖尿病、慢性腎臓病、非心原性脳梗塞、 末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症など)、男性55歳以上、女性65歳以上、喫煙、高血圧、耐糖能異常などはリスク の増加因子とされ、より厳密なコントロールが推奨されています。

 悪玉コレステロールが高い(特に180mg/dl 以上)と言われた方、太りすぎが気になる方などは、ご相談いただき、空腹時採血を行って確認されることをお勧めいたします。

 

 

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